エコテックス

エコテックスのtwitter

エコテックスのfacebook

ペットの感染症について

2016.01.23

ペットの感染症に付いて

地元日刊新聞に掲載されました。

平成24年9月15日の岩手県環境学習センター主催の「ペットと感染症」についての講演会の記事が掲載されました。以下盛岡タイムス紙面より抜粋です。

『ペットと暮らせば』環境学習センター・感染症など学ぶ。

会場は盛岡駅西口のアイーナ5F

ペットの横綱である「犬」と「猫」を含めペットは飼い主にとっては、家族同然ですが、ペットから人間に感染する病気が意外に多いことがあまり知られていない。

岩手県環境学習センター主催の講座では、NPO法人:日本ペット環境教育センター(略称:JPEEC)理事長の稲見忠行さんが、ペットと暮らすルールについて紹介した。「犬」から人に感染する病気の他、発熱、肝臓や腎臓の障害となる「レストスピラ症」、肝機能障害の原因となる「エキノコックス症」、「猫」もヒッカキ傷が原因でリンパ節が腫れたり、咳や肺炎などの症状が出る「トキソプラズマ症」など、そのほかのペットについても感染する病気があり充分注意が必要だ。ペットを飼育する際に濃厚な接触を避ける。室内飼育の場合は、換気を心がける。予防注射や健康管理に気を配ることが心得だという。

①ペットのこと、どれだけ知っていますか?

「ペット」というと貴方はどんな動物を思い浮かべますか? ペットとして飼える動物(個体)についてお話しします。

一般的には、「犬」「猫」「小鳥」「金魚・熱帯魚」が代表的なものです。中でも「犬」と「猫」は、東西の両横綱級ですね。

しかし、ペットとして飼える動物には他に、猛禽類の「フクロウ」、爬虫類の「ヘビ」、その他「ウサギ」「ハムスター」「リスザル」「ビグミーマーモセット」「ミニブタ」「カメ」「ワニ」「ライオン」など沢山います。知っていましたか?

②「動物由来感染症」について

「動物由来感染症」って怖いのですか?

はい、怖いのです。ペットも動物ですから、そのペット特有な感染症が幾つかあるのです。

知られている感染症はペット以外の「サル」「野生動物」「小生物」等も含め百三十種以上あるそうです。多くの媒体は「フン」の様ですが「尿」とか、「噛まれ傷」や動物に寄生した「ノミ」「ダニ」など様々です。

原因の分からない病気が私たちの周りには沢山あります。知ることで少しでも注意して、感染症にかからない様にして、ペットと仲良く健康で快適に暮らしたいものです。

③「犬」の感染症対策

★「飼い主登録」「狂犬病予防注射」「各種ワクチン」等。

きちっと役所(登録)及び動物病院・獣医さんに定期健診をお願

いすること。

★お散歩の時の「フン・尿」は飼い主の責任で衛生的に処理をする。

★落ちた「フン」を拾うのは、やめましょう。

路面に落ちた「フン」は一部地面に付着してしまいます。

感染症の原因を放置したと同じです。

落ちる前に取る工夫をしましょう。

★犬の「フン」は地面に落ちる前に衛生的に「折込広告紙」や「フ

ン取り器具」などを使って取ってあげましょう。

★「尿」は周囲にご迷惑のかからない場所を選びさせ、水で流して

おきましょう。

★ペットに触れる前後やフンが手に着いたときは必ず石鹸で手洗

いをすることを習慣にしましょう。

★室内で飼育する時は「室内換気」を心がけましょう。

★赤ちゃん、小さいお子さんをペットに近づけないようにしま

しょう。(幼児は抵抗抗体が少ないので感染の恐れが多い)。

★ペット犬には、できるなら不妊・去勢手術をさせることが望まし

いです。

④「猫」の感染症対策

★「猫」はできるだけ室内で飼育する。

★室内で飼うときは「室内換気」を頻繁に行うようにする。

★室内の「脱臭・除菌」にも心がける。

★猫の「居場所」「トイレの場所」「食事場所」「爪とぎの場所」

等を決めてあげる。(フン・尿が手に付かない様に注意して早め

の処置をする)。

★赤ちゃん、小さいお子さんをペットに近づけないようにしま

しょう。(幼児は抵抗抗体が少ないので感染の恐れが多い)。

★ペット猫には、できるなら不妊・去勢手術をさせることが望まし

いです。

★「猫」と一緒に寝てはいけません。

★ペット別「動物由来感染症」について

ペット別に特有な種類の感染症があります。比較的知られている感染症について書きます。

「犬だけ」「猫だけ」「鳥だけ」「犬・猫共通」「犬・猫・鳥共通」に分類します。

①「犬」に関する主な感染症

★病名「狂犬病」

・[動物の病状]:狂騒または麻痺、昏睡して死亡します。

・[主な感染経路]:噛み傷

・[人間の主な病状]:発症した場合、神経障害、昏睡など、

死に至るケースもある。(一回/年の狂犬病注射の由縁です)

★病名「エキノコックス症」

・[動物の病状]: 多くは無症状です。

・[主な感染経路]:フンの中の病原菌が口に入ること。

・[人間の主な病状]: 肝腸機能障害、腹痛などを起こす。

★病名「レストピラ症」

・[動物の病状]: 腎炎です。

・[主な感染経路]:尿に接触したりして感染します。

・[人間の主な病状]: 発熱、肝臓、腎臓の障害を起こします。

②「猫」に関する主な感染症

★病名「猫ヒッカキ病」

・[動物の病状]: 多くは無症状です。

・[主な感染経路]:噛み傷、ヒッカキ傷。

・[人間の主な病状]: リンパ筋が腫れたりします。

★病名「トキソプラズマ症」

・[動物の病状]: 肺炎、脳炎に成ります。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原菌が口に入る。

・[人間の主な病状]: 流産、咳、肺炎になったりします。

これは大変なことになります。注意!注意!です。

③「鳥」に関する主な感染症

★病名「オウム病」

・[動物の病状]: 下痢、元気消失。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体を吸入。

・[人間の主な病状]: 風邪に似た症状になります。

★病名「高病原性鳥インフルエンザ」

・[動物の病状]:突然死亡、下痢などです。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体を吸入。

・[人間の主な病状]:発熱、咳、肺炎などになります。

★鳥の感染症は意外に多いですね。鳥は移動距離が大きく

ンによる餌場移動があるからでしょう。地球規模で移動してい

るため、感染症は拡散確率が高くなるからです。

④「犬・猫共通」感染症・その1

「犬」と「猫」は、ペットの両横綱です。共通の感染症があるのです。

★病名「リステリヤ症」

・[動物の病状]: 脳髄炎。敗血症などになります。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入る。

・[人間の主な病状]: 脳髄炎、敗血症などになります。

★病名「パスツレラ症」

・[動物の病状]: 脳炎。敗血症などになります。

・[主な感染経路]:噛み傷、ヒッカキ傷 。

・[人間の主な病状]: 傷口が腫れて痛む症状。

★病名「皮膚糸状菌症」

・[動物の病状]:脱毛、フケなどになります。

・[主な感染経路]:濃厚な接触からです。

・[人間の主な病状]:脱毛症の皮膚障害、カユミなどの症状。

「犬・猫共通」感染症・その2

★病名「エルシニア・エントロ・コリティカ感染症」

・[動物の病状]:多くは無症状です。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入る。

・[人間の主な病状]:胃腸炎、下痢になったりします。

★病名「仮性結核」

・[動物の病状]:多くは無症状です。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入る。

・[人間の主な病状]:胃腸炎、虫垂炎、などになります。

★病名「皮膚糸状菌症」

・[動物の病状]:脱毛、フケなどになります。

・[主な感染経路]:濃厚な接触からです。

・[人間の主な病状]:脱毛症の皮膚障害、カユミなどの症状。

「犬・猫共通」感染症・その3

★病名「回虫幼虫移行症」

・[動物の病状]:食欲不振、下痢、おう吐などです。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入る。

・[人間の主な病状]:幼児で肝臓、脳、眼に症害を起こします。

★病名「疥癬(かいせん)」

・[動物の病状]:強いカユミ、脱毛が起こります。

・[主な感染経路]:濃厚な接触から起こります。

・[人間の主な病状]:皮膚の強いカユミ

★病名「Q熱」

・[動物の病状]:多くは無症状です。

・[主な感染経路]:「フン」「尿」「胎盤」等の病原体の吸入。

・[人間の主な病状]:インフルエンザの様な病状になります。

⑤「犬・猫・鳥共通」感染症

ペットの共通の感染症の多くは、「フン」に起因するものが多いのです。「犬・猫・鳥」で共通するものも「フン」が起因しているものばかりです。

★病名「カンピロバクター症」

・[動物の病状]:多くは無症状です。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入ること。

・[人間の主な病状]:腸炎(食中毒症状)です。

★病名「サルモネラ症」

・[動物の病状]:多くは無症状です。

・[主な感染経路]:「フン」の中の病原体が口に入ること。

・[人間の主な病状]:胃、腸炎(食中毒症状)などです。

★「ペット」が無症状でも病的変化があった時には「動物病院」

へ。「人」が何か病気かな? と感じた時は病院へ行きますよ

ね。

★原因不明の病気にかかったらお医者様に一言、こんな「ペット」

を飼っていますと話しておきましょう。

右記のことは大切なことです。原因の早期発見につながります。すべてのペットに関して共通の注意事項です。


コメントを残す

Top